中学生(2年前会ったきり)だと思っていた親戚の青年が、友達と3人で川崎市から自転車で走るから旅人小屋に泊めて欲しいという。
折からの熱波で、笹子峠を超え、甲府盆地を過ぎるには大人でもきついかもと心配していた。青年は自分で企画したことを遂行したい訳で、こちらとしてもお客さんとして歓迎することにする。
どれだけの準備とどれだけの力量があるのかは知らないが、最悪のことも考えて、自転車3台と3人をピックアップする手立てまで考えておいたが、如何せん、斉藤は山行きだし、私一人で対処できるか心配だった。
そこでヘトヘトの青年達を迎える手段として、バーベキューを用意して、近所の人を誘って楽しくやっているところへ迎える算段をした。数日前からの心配心を、皆さんに一部共有して受け持って欲しいからだ。(すいません)
当初彼は朝4時に出るから、2時か3時に着くだろうと言っていたが、それは幾ら何でも無理だろうと踏んだ。もしかして?変な自信があるのか?でもこの工程のきつさを知っている大人は、暗くなるかどうかを考えていたのだ。 4時半。笛吹市で雨で停滞と連絡。 大丈夫か?
ここに着いたらまずは温泉に連れて行こうと思っていたが、ご飯前に連れて行くほどの時間はなさそうだ。
急遽五右衛門風呂を沸かすことにする。まずは汗を流したいだろう。
近所の人と6人で肉や魚を焼き、ご飯を食べながら、五右衛門風呂に火を入れる。日もとっぷりとくれ、バーベキューには間に合うだろうとメールが来たぎり、8時半をすぎた。
でもゆっくりくれば想定の範囲だというが、心配で仕方ない。
車で迎えに行こうかと乗り出すと、連絡がないのは無事なんだと友人。到着の瞬間を写真に撮りたいので、ひと時も気を抜けない。度々腰を上げ、声を上げるが、心配ないと進言が来る。
そして8時51分キラと光るものが見えた。 慌てて飛び出すと、立派な体躯の青年が完全なサイクリストスタイルで闇の中から浮かび上がった。 アーーー。疲れた。 彼らに飲み物とご飯と焼肉と用意し、風呂の湯加減を見ると待ちすぎて熱湯になっている。冷ましている間、ご飯を食べてもらうが、みんな呆然として表情もない。口数も少ない。一人は食べ物が喉を通らないで俯いた。水分をとって、冷やして、汗を流してやっと落ち着いた。アーー撮れたよ。綺麗ではないが、いい写真が。これは人生で一度の瞬間だからね。 2泊して体力を取り戻し、帰りも4時に起きて走って帰る予定だったが、もちろん甲府と笹子峠は輪行(初)でクリアして、前後は走って帰りました。先ほど到着の連絡がありました。一安心。 実は高校1年生二人と19歳の青年でした。いい夏休みだと思ってくれればいいなあ
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